2017年7月7日

 

 

 

 

 

 

 

 

自動運転車とキティホーク・フライヤーとウェイモの記事

 

 

 

 

 

 

6次元自由度環境出の判断を可能にするマップデータとセンサの組み合わせ

 

 

 

 

 

 

 

 

 おはようございます。

 

 

 自動運転車の開発の動向が一層激しさを増してきました。この夏にもそろそろ警察庁が行動実験の許可を出します。自動運転車開発をとりあえず注目して追っていくことが、現在のIT進歩の最前線とビジネスの変化、生活のパラダイムシフトを読む最も手っ取り早い方法です。

 

 

 今回の記事は自動運転車のセンサーや画像認識カメラがどのように道路上の対象を認識しているのかを示したyoutube映像とその解説です。前方の車や障害物、人間だけではなく、道路上に描かれたサインや標識を瞬時に細かく認識して、道路交通法そのままにドライブする様子がわかります。自動運転車に対する不信はまだまだ根強いですが、人間でもこれほどまでにすべてを認識しているわけではありません。その時の疲労度や集中力、体調や気分に人間は左右されますが、AIやセンサーはそういったものには左右されません。

 

 

 自動運転車は6次元自由度という環境下で、さまざまな注意すべき領域を特定するというものです。この新しいキーワードにも注目です。

 

 

 二つ目は、空飛ぶ自動車(というか人乗りドローン)キティホーク・フライヤーです。これに関しては、いろいろな人の意見を聞きましたが、まだまだいらないという見解が大かたでした。怖いし、規制もあってまず無理だと。確かにそうです。しかし、youtubeの映像を見ると、非常に制御の利いた飛行をしています。自動運転車実用化後の興味の対象ですが、しかし、先日のサッカーポルトガルカップにて、一人乗りのドローンが実際に競技場に登場し、かなりの上空まで飛びました。

 

 

 最後は、ウーバーとグーグルのウェイモが係争中の、ライダー情報漏洩に関する記事です。元ウェイモにいた社員がウーバーを解雇されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが自動運転車が見ている道路だ(ビデオ)

 

 

 

 

 

TechCrunch

2017年5月31日 

http://jp.techcrunch.com/2017/05/31/20170530this-is-how-a-self-driving-car-sees-the-road/

 

 

 

https://youtu.be/O6DRfAC1JXA

 

 

 自動運転車はLiDAR、ビデオカメラ、レーダーなど多様なセンサーを利用して自車周辺の情報を収集する。では 詳細なDデジタルマップと車載センサーからの情報を総合するとどうなるだろう

 

 

 Civil Mapsのプロダクト・マネージャー、Anuj Guptaの説明によれば、このテクノロジーは次元自由度の環境内で自動運転車が注意を集中すべき領域を特定するものだという。次元自由度というのはドローンやVRシステムの分野でもよく知られた概念だ。つまりXYZ軸についてそれぞれ並行運動と回転運動を考えた空間だ(横方向の揺れがロール、縦方向の揺れがピッチ、旋回運動ががヨーと呼ばれる)。デジタルマップとローカル情報を組み合わせれば自動運転車は注意すべき空間を特定して計算量を節約する。つまり一定の計算能力を効果的に利用できる。

 

 

 マップデータとセンサーデータを統合することによる計算能力の集中によるコスト削減効果はきわめて大きいという。自動車メーカーは自動運転車の路上での安全性と効率性を確保しつつ、製造コストのとバランスを取らねばならない。

 

 

 もちろんCivil Mapsはマップデータを提供する企業なので、プロダクトを自動車メーカーに売り込むためには、製造コスト削減能力をわかりやすく示す必要がある。「プディングの証明は食べてみることだ」ということわざもあるとおり、実地テストにまさるものはない。そこでCivil Mapsではミシガン州のハイウェイで自動運転車を走行させ、マップデータの利用によって自動車の環境内の位置を局限することによる計算量の削減効果をデモしている。

 

https://youtu.be/0FH-MPFfeds

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「空飛ぶ自動車」のKitty Hawk、テストパイロットたちも大満足

 

 

 

 

 

TechCrunch

2017年5月31日

http://jp.techcrunch.com/2017/05/31/20170530watch-kitty-hawks-early-test-pilots-learn-to-love-the-flying-motorbike/

 

 

https://youtu.be/jvCdt8hxw_4

 

 

 Kitty Hawk Flyerは、昔から「空飛ぶ自動車」としてイメージされていたものに近いように思う。「自動車」としての機能はもっていないものの、一種のATV(All Terrain Vehicle:全地形対応車)と呼んで差し支えないように思う。これまでのATVよりも、より一層「全地形」に対応している。と、そのような言葉上の問題はどうでもよかろう。ともかく最新の乗り物であり、Googleの共同ファウンダーであるラリー・ペイジも出資している。単なる「コンセプト」の段階ではなく、「ワーキングモデル」(working prototype)が存在するのも面白い。

 

 

(編集部注記: ATVとはオール・テライン・ビークル、オフロードカー、あらゆる地形に対応した万能車のこと。terrainとは地形。)

 

 

 このたび、Business Insiderが、Kitty Hawk Flyerのテストパイロットについての記事を掲載していた。記事中ではデモスタッフへのインタビューなども取り上げられている。テストパイロットはさまざまな経歴をもつ人から選ばれ、選考あたっては飛行経験の有無のみならず、スポーツ全般への関心度、パラグライダーなどへの興味/経験などについても考慮したとのことだ。

 

 

 また、トレーニングについては、個々のパイロットの経験に応じた個別のトレーニングメニューが用意されてもいるとのこと。Business Insiderの記事によれば、操縦自体はXboxのコントローラーを操作するのに似ているのだそうだ。上のビデオでも、パイロットが操縦のノウハウをマスターして自在にコントロールできるようになった際の感動などについて触れられている。

 

 

 Kitty Hawkはこの乗り物を年内中にも発売したい考えだ。ビデオ中のテストパイロットの様子をみるに、テック系のオタク以外の人たちも、大いに興味を持ちそうに感じられる。

 

 

 

 

 編集部注記:: さらに先日のサッカーポルトガルカップにて、一人乗りドローンが登場しました。シケート・ボードのように立ってバランスを取りながら乗っています。こんなことよくできますね。パラシュートを背負っている、かなりのなにがしかのプロパイロットだと思います。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=EWqbDk3ixKc

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Uber、Ottoの共同ファウンダー、レバンドウスキーを解雇―Waymo訴訟の社内調査への協力拒否が原因

 

 

 

 

 

 

TechCrunch

2017年5月31日

http://jp.techcrunch.com/2017/05/31/20170530uber-fires-otto-co-founder-anthony-levandowski-due-to-waymo-dispute/

 

 

 

 

 

 UberはAnthony Levandowskiを解雇した。LevandowskiはUberの自動運転車事業の責任者であり、自動運転車の子会社Ottoの共同ファウンダーだった。New York TimesがLevandowskiの解雇を最初に報じた。続いて火曜日にUberの社内向けメールが公式にこれを確認した。

 

 

 LevandowskiはGoogleの親会社Alphabetの自動運転車子会社WaymoがUberを訴えた紛争で中心となる人物だ。Waymoは元従業員のLevandowskiがOttoの立ち上げを加速するためにLiDARテクノロジーを始めとするWaymoの企業秘密を持ち出したと主張している。

 

 

 法廷でLevandowskiは憲法修正条〔何人も刑事事件において(責任を問われる可能性がある)己に不利な供述を強制されない〕を理由として証言及びGoogleから不当に得たとされる資料の提出を拒否した。Uberはこれに対してLevandowskiはUberが要求する雇用上のコンプライアンスに違反することになると警告していた。

 

 

 Uberは広報担当者を通じてLevandowskiとの雇用関係は解消されたことを確認した。Uberは何ヶ月に前からこの問題に関する社内調査にLevandowskiの協力を求めており、その期限を明確に設定していたという。UberはまたLevandowskiが4月に自動運転車事業の責任者を外されたさいに後任となったEric Meyhoferが引き続きその職を続けることを明らかにした。Levendowskiの部下、権限はMeyhoferが引き継ぐことになる。